トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は6月1日、5月のインド新車販売の結果を明らかにした。
同社の発表によると、5月の総販売台数は1万3190台(輸出を含む)。前年同月の実績に対して、1.8%増となり、9か月ぶりに前年実績を上回った。
5月実績の1万3190台の内訳は、インド国内販売分が1万2200台。前年同月比は6%増と、10か月ぶりのプラスとなった。TKMは2014年10月、主力車の『エティオス』と『エティオス・リーバ』に初の大幅改良を実施。このエティオスをはじめ、『カムリ』が販売の中心。5月に発売した『イノーバ クリスタ』の受注も好調だった。
また、TKMは2012年4月から、現地生産車のエティオスシリーズの海外向け輸出を開始。5月はこのエティオスを、990台輸出した。前年同月比は31.6%減と、2か月連続のマイナス。
TKMのN・ラジャ営業&マーケティング担当上級副社長は、「デリーおよび首都圏での排気量2.0リットル以上のディーゼル車に対する登録規制が解除されることを望む」とコメントしている。