フォードモーターの中国法人、フォードチャイナは6月8日、5月の中国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、8万8248台。前年同月比は3%減と、2か月連続で前年実績を下回った。
フォードモーターの中国合弁には、乗用車の長安フォード(CAF)と、商用車の江鈴汽車(JMC)の2社がある。
乗用車部門の長安フォードの5月実績は、6万7055台。前年同月比は0.4%減と、2か月連続のマイナスとなった。主力セダンの『モンデオ』をはじめ、『クーガ』と『エコスポーツ』、『エクスプローラー』のSUVが販売の主力。とくにSUVの『エッジ』が5月、8500台以上を販売。新型を投入した『トーラス』も、ほぼ2500台と良好な立ち上がり。
また、江鈴汽車の5月実績は、1万9692台。前年同月比は4%減と、3か月連続で減少した。こちらは、商用車の『トランジット』が、販売の主力となる。
フォードモーターの2015年の中国新車販売台数は、新記録となる111万5124台。前年実績に対して、3%増だった。2016年1‐5月は、前年同期比5%増の47万9542台を売り上げている。