自動車ブランドのサーブ、消滅へ…70年の歴史に幕

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サーブ9‐3
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スウェーデンの名門自動車ブランド、サーブ。同ブランドが、消滅することが分かった。

これは6月21日、自動車のサーブブランドを保有するスウェーデンのNEVS(ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン)が明らかにしたもの。同社は、「2017年をもって、サーブの商標を使用しないことを決定した」と発表している。

サーブは1947年、スウェーデンに設立された老舗自動車メーカー。2000年には、米国の自動車大手、GMの子会社に。2010年には、オランダのスポーツカーメーカー、スパイカーカーズの傘下に入った。

2011年末には、経営破綻。その後、NEVSがサーブを買収した。NEVSは2017年、サーブ『9‐3』の車台をベースに開発した新型EVの発売を目指す。

今回のサーブブランドの消滅は、2017年に発売する新型EVが、サーブではなく、会社名と同じNEVSブランドから投入することになったため。このため、自動車のサーブブランドは、70年の歴史に幕を下ろすことに。

NEVSのマティアス・バーグマン社長は、「サーブの歴史と伝統に敬意を払いつつ、持続可能なモビリティソリューションを提供する企業として認知してもらうために、サーブからNEVSブランドに変更した」とコメントしている。

《森脇稔》

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