【ユーロNCAP】セアト初のSUV、アテカ …最高評価

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セアト アテカ
セアト アテカ 全 4 枚 拡大写真

欧州で唯一、公的な衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは6月22日、フォルクスワーゲングループ傘下のセアト初のSUV、『アテカ』の衝突安全テストの結果を明らかにし、最高評価の5つ星に指定した。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで行う。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で実施される衝突テスト。

2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを導入。評価の4項目に応じて、ポイントが配分される。最新の制度では、最重要視される「成人乗員保護性能」に、ポイントの40%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置」の3項目には、各20%を配分する。

最高の5つ星を得るためには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上のポイントを獲得するのが条件。4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されない。

セアト初のSUV、アテカのテスト結果は、成人乗員保護性能が35.6点(93%)で、5つ星の条件をクリア。子ども乗員保護性能は41.4点(84%)で、5つ星の条件を満たす。歩行者保護性能は30.1点(71%)で、5つ星に該当。安全補助装置は7.3点(60%)と、5つ星に必要な50%を超えた。

この結果、セアト アテカは、ユーロNCAPの総合評価で最高の5つ星に認定。この結果を受けてセアトは、「ブランド史上、初のSUVが高いレベルの安全性を示した」とコメントしている。

《森脇稔》

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