米国の交通事故死亡者数、7.7%増の3.5万人と増加…2015年

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米国で起きた交通死亡事故(NHTSAの公式サイトより)
米国で起きた交通死亡事故(NHTSAの公式サイトより) 全 1 枚 拡大写真

中国に次いで、世界第2位の自動車大国が米国。その米国の最新交通事故統計が発表され、交通事故による死者が増えている実態が分かった。

これは7月1日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。2015年に米国の道路上で起きた、交通事故による死亡者数の速報値を公表している。

NHTSAによると、2015年の1年間、米国ではおよそ3万5200人が交通事故により死亡。2014年の3万2675人に対して、7.7%増と増えた。

米国における交通事故死亡者数は、2012年に前年比4%増を記録。しかし、この1年を除けば、2005年から2014年までの10年間、減少を続けていた。しかし、2015年は7.7%増と増加。NHTSAによると、景気回復とガソリン価格の下落により、ドライバーの走行距離が伸びたこと、歩行者と自転車の死亡事故が増えたことが、要因にあるという。

米国運輸省のアンソニー・フォックス長官は、「全ての米国人が、運転したり歩いたりする際、常に前方の安全に注意を払うべき。交通事故の死者が増加した要因を分析し、改善に取り組んでいく」とコメントしている。

《森脇稔》

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