中国新車販売、14.6%増の207万台…4か月連続で増加 6月

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中国汽車工業協会は7月11日、中国における6月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、207万0700台。前年同月比は14.6%増と、4か月連続で前年実績を上回った。

中国政府は2015年9月下旬から、排気量1.6リットル以下の小型車に対する自動車取得税の減税を開始。この効果で、新車需要が盛り返している。

日系メーカー大手3社の6月実績では、日産自動車が10万9100台を販売。前年同月比は17%増と、4か月連続で前年実績を上回った。中国政府の減税策を受けて、乗用車では、排気量は1.6リットル以下の『シルフィ』が、引き続き好調だった。

トヨタは9万7100台を販売し、前年同月比は3.4%減と、6か月ぶりの前年実績割れ。これは、減税対象となる排気量1.6リットル以下の『カローラ』の販売が6月、失速した影響が大きい。

ホンダは9万6692台を売り上げ、前年同月比は31.8%増と、4か月連続で前年実績を上回った。『シビック』は新型投入により、前年同月の2倍の6578台と大きく増加。2014年秋に投入された『ヴェゼル』は、33.8%増の1万2373台と、好調が持続する。

中国の2015年の新車販売は、商用車と輸出を含めて、前年比4.7%増の2459万7600台と過去最高。3年連続で2000万台を突破すると同時に、米国を上回り7年連続で世界一に。2016年上半期(1‐6月)は、前年同期比8.1%増の1282万9800台を販売している。

《森脇稔》

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