240km/h安定クルージングができるのが特殊ライセンスの条件…スバルドライビングアカデミー

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スバルドライビングアカデミー
スバルドライビングアカデミー 全 16 枚 拡大写真

「スバルドライビングアカデミー」は、エンジニアの走行性能評価技術を向上させるため開設された、社内教育プログラムのひとつ。チーフインストラクターには1989年のレガシィ10万km最高速度記録のドライバーも名を連ね、訓練を重ねている。

【画像全16枚】

歴史的に開発エンジニアが走行テストや試作車両の組み付け・整備を行うスバルは、テストコースライセンスを取得すれば、だれでも開発車両の走行テスト、性能テストを行うことができる。ライセンスは初級に始まり、中速、高速、特殊とステップアップしていく。認定を受けるには、走行時間、テスト、上長の承認など規定があるが、例えば高速ライセンスは、オーバルバンクコースで220km/hの安定クルージングができるかどうかがひとつの目安だそうだ。これが、特殊になると240km/hの限界付近でのクルージングが目安となる。

もちろん、ただ高速クルージングができるだけではライセンスはとれない。ウェット路での定常回転、さまざまなコースで的確な操作と評価ができるか、ジムカーナによる車両のコントロールスキルとタイム計測など、かなりのスキルが要求される。

受講生の一人は「アカデミーでさまざまな条件での走行を繰り返すことで、実際のテスト走行で、限界付近での挙動を把握するのに心の余裕ができます」という。スバルの設計エンジニアは、実際の走行フィーリングと測定データを駆使して車両の開発を行っている。

アカデミーの開設は今年(2016年)からとなるそうだ。会社の協力のもと、オリジナルのカラーリングを施したWRX STIとBRZが教習車として用意され、アカデミー専用のレーシングスーツもデザインされた。7月には『86/BRZ』の12時間耐久レースにも出場するなど、積極的に活動を広げている。

また、受講生のテスト走行による性能評価は、9月に先行予約が開始される新型インプレッサの開発にも活用されている。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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