インディカー・シリーズ第14戦は現地20日、米ペンシルベニア州の「ポコノ・レースウェイ」で公式予選を行ない、佐藤琢磨が予選3位と好位置につけた。ポールポジションは琢磨と同じホンダ勢のミハイル・アレシンが獲得している。
連戦や中1週のタイトな日程が多いインディカーにしては広めな中2週の開催間隔を前戦から挟み、いよいよ残り実質4戦のシリーズ終盤に突入。その緒戦、特徴的な三角オーバルのポコノで佐藤琢磨(#14 AJ.Foyt Racing/エンジンはホンダ)が予選3位の好発進だ。決勝での活躍にも期待が高まる。
佐藤琢磨のコメント
「とても、とても嬉しいです(Very, very happy)。2週間ほど前のポコノでのテストの成果も大きく、マシン(セットアップ)のベースラインがいい状況にあります。ホンダもハードワークしてくれていますしね。明日(決勝)も素晴らしいマシンで戦い、良い一日になることを望んでいます」
決勝ではぜひとも今季初表彰台を狙ってほしいところ。オーバルコースの予選結果から真なる戦況を占うことは難しいが、今回はポールを琢磨と同じホンダ勢のミハイル・アレシン(#7 Schmidt Peterson Motorsports)が獲得。さらにカルロス・ムニョス(#26 Andretti Autosport)、ジェームズ・ヒンチクリフ(#5 Schmidt Peterson Motorsports)、アレクサンダー・ロッシ(#98 Andretti Herta Autosport w/Curb-Agajanian)が5~7位に並ぶなど、予選で多くのホンダ勢が上位につけている。このあたり、好材料ではあるはずだ。
シボレー勢の予選トップは2位のジョセフ・ニューガーデン(#21 Ed Carpenter Racing)で、次位は4位のエリオ・カストロネベス(#3 Team Penske)。ポイントランク首位のシモン・パジェノー(#22 Team Penske)は予選14位、ポイントランク2番手のウィル・パワー(#12 Team Penske)は予選8位。
注目の決勝レースは現地21日に開催される。