BASF、自動車内装用ポリウレタンシステムの発泡シミュレーションツールを提供開始

自動車 ビジネス 海外マーケット
自動車内装用ポリウレタンシステムの発泡シミュレーション
自動車内装用ポリウレタンシステムの発泡シミュレーション 全 1 枚 拡大写真

BASFは、自動車の内装に使用されるポリウレタン(PU)システム向けの新たなシミュレーションツール「Ultrasim(ウルトラシム)」の提供を開始したと発表した。

新シミュレーションツールは、オープンモールドとクローズドモールドの両方の金型で、発泡中のPUシステムの挙動を確実に予測することが可能。特に半硬質システムのElastoflex Eが使用されるインストルメントパネルで有効性が実証されている。

現在、グローバル自動車サプライヤーの中国・ヤンフェン・オートモーティブが、BMW X1など最新モデル用のインストルメントパネルを製造する際に、Ultrasimを使ったバーチャル設計を利用。各パネルのCAEモデルとUltrasimの半硬質システムの新たな材料定義に基づいて発泡シミュレーションを作成し、部品の設計・製造に潜在する問題を、金型の製作前に発見。Elastoflex Eを使用するインストルメントパネルの開発と製造にかかる時間とコストの削減に貢献している。

インストルメントパネルは安全に関わる複雑で大掛かりなコンポーネントで、自動車メーカーがモデルごとに承認を行う。基材、スキン、ポリウレタン発泡体、個別のエアーバッグの設計をスムーズに組み合わせるためには、製造中の発泡工程が重要だ。BASFは技術サポートに加えてUltrasimを提供することで、ポリウレタン発泡体の効率的な製造を支援する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る