チャイルドシートは搭載されていたが…衝突事故で授乳中の乳児が死亡

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8月28日午後0時20分ごろ、宮城県仙台市青葉区内の東北自動車道上り線を走行中のワゴン車が路外に逸脱。後ろから進行してきた別のワゴン車と衝突する事故が起きた。双方ともに横転。逸脱側のクルマに同乗していた乳児が死亡している。

宮城県警・高速隊によると、現場は仙台市青葉区茂庭付近で片側2車線の緩やかなカーブ。ワゴン車は斜行するようにして路外へ逸脱して道路左側のガードロープに接触。その弾みで第1車線に戻ったところ、後ろから進行してきた別のワゴン車と衝突した。

衝突によって双方のクルマは横転中破。逸脱側のクルマに同乗していた生後5か月の男児は車外に投げ出され、頭部強打が原因でまもなく死亡。双方の7人が打撲などの軽傷を負った。警察は逸脱側のクルマを運転していた埼玉県川口市内に在住する25歳の男性と、別のクルマを運転していた福島県いわき市内に在住する51歳の男性から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で事情を聞いている。

逸脱したクルマの後部座席にはチャイルドシートが搭載されていたが、事故当時は授乳するために乳児をシートから降ろし、母親が抱きかかえていたという。警察ではハンドル操作の誤りが事故につながったものとみて、発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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