おおさか東線、北区間4駅は「歴史」と「つながり」 2019年春開業

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おおさか東線の北区間は2019年春の開業を目指して工事が進められている。写真は西吹田駅。
おおさか東線の北区間は2019年春の開業を目指して工事が進められている。写真は西吹田駅。 全 8 枚 拡大写真

JR西日本と大阪外環状鉄道の2社は9月26日、おおさか東線の北区間に設置する新駅の概要を発表した。「地域が刻んできた歴史と、暮らす人々のつながりを感じる駅」を北区間全体のデザインコンセプトとし、2019年春の開業を目指す。

おおさか東線は、新大阪~久宝寺間を結ぶ鉄道路線。ルートの大半は貨物線を旅客化するもので、新大阪駅で東海道本線(JR京都線)、久宝寺駅で関西本線(大和路線)に連絡する。このうち放出~久宝寺間9.2kmの南区間が2008年3月に開業した。現在は新大阪~放出間11.1kmの北区間が2019年春の開業を目指して工事が進められている。

2社が今回発表したのは、北区間のうち他のJR線との接続がない西吹田(大阪府吹田市)・淡路(大阪市東淀川区)・都島(旭区)・野江(城東区)の4駅の概要(駅名は仮称)。いずれも高架橋の下に駅舎を設け、高架上のホームは8両編成に対応した相対式2面2線とする。

エレベーターは各ホームに1基、エスカレーターは各ホームに上り1基と下り1基を設ける。各駅ごとのデザインコンセプトは、西吹田駅が「神崎川と水路の風景」、淡路駅が「菅原道真と淡路」、都島駅が「淀川の渡し舟」、野江駅が「榎並猿楽」となる。

このほか、既に開業している南区間のJR長瀬~新加美間でも「モノづくりが紡ぐ歴史とまち」をデザインコンセプトとした新駅が工事中で、2018年春の開業を予定している。

《草町義和》

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