【ユーロNCAP】メルセデス Eクラス 新型、最高評価

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メルセデスベンツ Eクラスセダン 新型
メルセデスベンツ Eクラスセダン 新型 全 3 枚 拡大写真

欧州で唯一、公的な衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは9月28日、メルセデスベンツの新型『Eクラスセダン』の衝突安全テストの結果を公表した。最高評価の5つ星と認定している。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで行う。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で実施される衝突テスト。

2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを導入。評価の4項目に応じて、ポイントが配分される。最新の2015年の制度では、最重要視される「成人乗員保護性能」に、ポイントの40%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置」の3項目には、各20%を配分する。

最高の5つ星を得るためには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上のポイントを獲得するのが条件。4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されない。

新型Eクラスセダンのテスト結果は、成人乗員保護性能が36.3点(95%)で、5つ星の条件をクリア。子ども乗員保護性能は44.6点(90%)で、5つ星の条件を満たす。歩行者保護性能は32.5点(77%)で、5つ星に該当。安全補助装置は9.3点(62%)と、5つ星に必要な50%を超えた。

この結果、新型Eクラスセダンは、総合評価で最高の5つ星を獲得。ユーロNCAPは、「新型は全車に緊急自動ブレーキが標準装備」とコメントしている。

《森脇稔》

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