VW米国販売7.8%減…ティグアン は新記録 9月

自動車 ビジネス 海外マーケット
フォルクスワーゲン ティグアン
フォルクスワーゲン ティグアン 全 5 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは10月3日、9月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は2万4112台。前年同月比は7.8%減と、11か月連続で前年実績を下回った。

画像:VWの米国主力車

フォルクスワーゲンに関しては2015年9月、米国EPA(環境保護局)の発表により、排出ガス試験を不正にクリアする目的で、一部ディーゼル車に違法なソフトウェアが搭載されていたことが判明。その影響が販売面に表れている。

9月の車種別の販売結果は、主力車の『ジェッタ セダン』が8299台。前年同月比は7.1%増と、2か月連続のプラス。主力ミドルセダンの『パサート』(欧州仕様とは異なる北米専用車)は、大幅改良を受けた2016年モデルが、12.4%減の6335台と、11か月連続のマイナスに。

また、『ゴルフ』シリーズは、前年同月比12.7%減の4585台と、9か月連続のマイナス。このうち、『ゴルフGTI』は、0.7%増の1837台。通常のハッチバックは、9.3%減の1082台。『ゴルフ ヴァリアント』も、34.7%減の933台と落ち込む。

この他の車種では、『ティグアン』が前年同月比0.5%増の2988台と、9月の記録を更新。『ザ・ビートル』は12.9%減の1341台と、減少傾向にある。

フォルクスワーゲンの2015年米国実績は、34万9440台。前年同期比は4.8%減と、3年連続で前年を下回った。2016年1‐9月は、前年同期比12.5%減の23万1268台にとどまっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
  4. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る