驚愕の『速・音・美』DIATONE SOUND.NAVI2016年モデル、凄さのポイント速報

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驚愕の『速・音・美』DIATONE SOUND.NAVI2016年モデル、凄さのポイント速報
驚愕の『速・音・美』DIATONE SOUND.NAVI2016年モデル、凄さのポイント速報 全 7 枚 拡大写真

10月11日に三菱電機から、『DIATONE SOUND.NAVI』のニューモデルが発表された(10月27日発売開始予定)。カーオーディオユニットとしてもカーナビとしても“ハイエンド”であるとうたわれ、各所で高評価も得ている当シリーズ。果たして新型機の実力やいかに…。

東京・丸の内にあるジャズライブ・レストラン 『COTTON CLUB』で行われた新製品発表会を取材し、2016年モデル『NR-MZ200』シリーズの見どころをチェックしてきた。

■今モデルの最大の進化ポイントは、ズバリ、“音”。

結論から入りたい。今年の『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ200シリーズ』の最大の進化ポイントは、“音”にある。“音”にますますの磨きがかかっていることが、最大のトピックであることは間違いない。デモカーを試聴し、改良点を聞いて、それを実感した。

それ以外のキャッチーな改良ポイントとしては、他社とはひと味違う三菱電機独自の音声認識機能が新搭載されたこと(例えば、信号待ちのわずか10秒で検索が可能となる“周辺検索アシスト”や、キーワードで音声認識を起動させる“ウェイクアップコマンド”等)、さらには安心・安全に関する新機能の実現なども注目点なのだが、それにもまして、“音”の進化幅の大きさが目立っていたのだ。

さて、どのように音質性能が進化したのかをご説明していこうと思うのだが、その前に、そもそも『DIATONE SOUND.NAVI』がどのようなモデルであるのかを、改めておさらいしておきたい。そこのところを把握しておかないと、このモデルの凄さのポイントを見誤りかねない。

『DIATONE SOUND.NAVI』ならではのストロングポイントは3点ある。キャッチフレーズが“驚愕の「速・音・美」”であることからもわかるとおり、操作レスポンスの高速さ、音の良さ、映像の美しさ、それぞれが、“ハイエンド”であることを特長としている。

“高速レスポンス”は、2015年モデル『NR-MZ100シリーズ』から搭載されている、「クアッドコアCPU」によって実現されている。操作レスポンスに大きく影響するCPUコアが4つ備えられているAV一体型ナビは、今現在も『DIATONE SOUND.NAVI』だけだ。これにより、それ以前のシングルコアと比べて処理性能が11倍に伸びている。地図スクロールは約2.5倍、画面切換は約3.9倍、そして選曲スピードに至っては約24.3倍の高速化が実現されている。

そして“音の良さ”に関しては、2012年に発売された初代モデル『NR-MZ60』シリーズから光を放っていた。当時から搭載されている、主に以下の2つの技術がベースとなり、それは実現されている。1つが「アドバンスド32bit D/Aコンバーター」。これにより、通常のナビと比べ音の解像度が約256倍も高い。もう1つが、高性能な音響チューニング機能。とりわけ、ダイヤトーン独自の「マルチウェイタイムアライメント」が秀逸だ。これを駆使すれば、使用するスピーカーが純正のままだったとしても、それをハイエンドカーオーディオシステムで運用するような様式で扱える(市販スピーカーに換装すれば、その良さはさらに活きてくる)。

“美”についても、昨年モデルである『NR-MZ100シリーズ』で大きく進化していた。進化の中心にあったのは、「ピュアブラック・ハイコントラストモニター」の搭載だ。これにより、タッチパネル内や液晶・タッチパネル間の空気層を無くし、外光の反射を大幅に抑制することに成功。さらには、「ARマルチコート・グレア表面処理」やさまざまな先進技術を活用することで、それまで以上の映像美を実現できている。

■音の純度を上げるための、そして、ノイズを出さない・受けないための工夫を、愚直に積み上げる。

その上で、今モデルは特に“音”を磨き込んできた。それはどのように行われたのかと言うと…。

数字を挙げて説明できる項目としては、ハイレゾ音源への対応が広がったことがまずはトピックだ。今作より、192kHz/24bitのWAVファイル、また、FLACファイル、WAVファイルともに、176.4kHzにも対応している。そしてそれ以外では、ただただ音の純度を上げるために、そして、ノイズを出さない・受けないための工夫が、1つ1つ積み上げられている。デジタル領域、アナログ領域、両方において、徹底的に実践されている。時には、通常では手を付けないような難しい部分にも果敢に挑み、こと細かくそれぞれが実行されている。

すべてを説明するスペースがないので目立ったところをキャッチアップしてみると…。例えば、CD再生時に映像信号用DACを停止させる「ピュアCD再生方式」の採用というシンプルかつきめ細やかな改良ポイントもあれば、高周波ノイズ対策、DACと内蔵アンプを直結させながら同時に伝送ノイズをキャンセリングさせること、さらには、デジタル回路に搭載されたソフトウェア動作で発生するデジタルノイズの低減まで、幅広く、微に入り細に入り愚直に行われているのである。

これらにより目指したのは、「リアルフォーカスステージサウンド」。車内空間から解放される圧倒的な躍動感と臨場感の表現を狙い、実在感のある迫力に満ちた感動的な音の実現に成功しているという。

その音をデモカーで確認したが、サイドウインドウを越えるほどの広大なサウンドステージに、まずは驚かされた。そして、1つ1つの音が力強く、芯があり、輪郭が至ってシャープ。でありながら、響きや余韻が実に美しい…。音のシャープさと余韻の美しさを両立させるのはなかなかに難しいはずなのだが、新しい『DIATONE SOUND.NAVI』は、さらりとそれをやってのけている。

なお、『NR-MZ200シリーズ』は、以下の2機種で構成される。詳細なサウンドチューニング機能を搭載したフラッグシップ機『NR-MZ200PREMI』(税抜価格:24万円)と、そこまでのチューニング機能は持たないものの、手軽に高音質が得られるスタンダード機『NR-MZ200』(価格:オープン、予想実勢価格<税抜>:16から17万円)、この2モデルだ。

カーオーディオユニットとしてもカーナビとしても文句なしに“ハイエンド”な製品である『DIATONE SOUND.NAVI』。そしてさらなる音質性能の進化を遂げた2016年モデル『NR-MZ200』シリーズ。音の良いカーナビに興味があるのなら、これをチェックして損はない。

《太田祥三》

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