【福祉機器展16】日産 セレナ スロープ式車いす仕様…発想の転換で快適に

自動車 ニューモデル 新型車
日産自動車 セレナ スロープ式車いす仕様車
日産自動車 セレナ スロープ式車いす仕様車 全 8 枚 拡大写真

日産自動車は東京ビッグサイトで開催中の国際福祉機器展で新型『セレナ』のスロープ式車いす仕様車を初公開した。車いす収容位置を先代よりも車両中央部および運転席近くに寄せたのが特徴で、2017年春の発売を予定している。

セレナ スロープ式車いす仕様車の製作を手がけたオーテックジャパン マーケティング部の眞崎敏史部長は「先代モデルともっとも大きく違うのは車いすの搭載位置を逆にしたこと」と明かす。先代のスロープ式車いす仕様車は運転席の後ろ側に収容し、助手席後ろに介助者用の席を設けていたが、新型では車いすは助手席後ろ側、介助者席は運転席後ろに変更された。

眞崎部長は「もともとセレナは、他社のスロープ式車いす仕様車に比べて車いす収容位置が最も2列目の中央部に近かったが、さらに中央寄りに、そして収容スペースをより広くとるために、位置を変えた」と経緯を語る。

というのも先代までのスロープ式車いす仕様車は、介助者が最後にクルマに乗り込むという福祉施設などでの使われ方を想定し2列目の右側に車いす、左側は介助者席とする設計を踏襲してきた。しかしスロープ式車いす仕様車が個人にも普及してきていることから、新型では使い勝手を考慮して車いすの収容位置を変えたというわけだ。

これによりドライバーや助手席の人との会話がしやすくなる上、乗り心地や乗車時の導線も改善されると眞崎部長は解説している。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
  5. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る