ホンダの米国法人、アメリカンホンダは10月上旬、9月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、13万3655台。前年同月比は0.1%減と、2か月連続で前年実績を下回った。
9月の全販売台数13万3655台の内訳は、乗用車が前年同月比7.9%減の6万4586台。一方、SUVなどのライトトラックは、8.5%増の6万9086台と好調が持続する。
ホンダブランドの乗用車系では、『アコード』が2万7204台を販売。前年同月比は19.1%減と、3か月連続で減少した。『フィット』は5068台を販売。前年同月の約4倍と、4か月連続のプラス。『シビック』は9月、0.3%減の2万8184台と、13か月ぶりの前年割れ。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が、3万1884台。前年同月比は6.5%増と、4か月連続で前年実績を上回る。中型SUVの『パイロット』は、10.1%減の9206台と、2か月連続で減少。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比9.8%減の8954台と、2か月連続で減少した。2015年5月に投入された『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は、48.7%増の6853台と、3か月連続で増加。新型を投入した『リッジライン』は、3318台と良好な立ち上がり。
アキュラブランドでは、スポーツセダンの『TLX』が、2908台。前年同月比は38.8%減と、6か月連続のマイナス。『ILX』は、前年同月比43.2%減の916台と、5か月連続で減少する。
アキュラブランドのSUVでは、『MDX』が、前年同月比14.3%増の4930台と、2か月連続で増加。これは、大幅改良を受けた2017年モデルの効果。『RDX』は3919台を売り上げ、前年同月比は1.8%増と、5か月ぶりに増加した。
ホンダの2015年米国新車販売は、前年比3%増の158万6551台と、新記録を打ち立てた。2016年1-9月は、前年同期比3.3%増の122万8380台。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「SUVの好調な販売に加えて、新型『シビックハッチバック』を投入し、乗用車を強化する」と語っている。