ホンダの倉石誠司副社長は10月31日の決算発表会見で、提携方針について「すべて単独でという時代ではない。双方にとってウィン・ウィンの関係なら積極的にやるべきと思っている」と語った。
国内自動車メーカーによる提携が活発化しており、ホンダの基本的な考え方を質され、答えた。倉石副社長は「当社は単独とのイメージがあるが、これまでも他社と協力してきたし、直近もGM(ゼネラルモーターズ)と燃料電池の開発を進めている」と指摘した。
そのうえで、双方に利益があり「お客様に価値の高い商品をお届けできるなら、前向きに取り組みたい」と述べた。提携パートナーについては、自動運転技術やAI(人工知能)といった開発課題から、自動車業界にとどまらず「すでに進めているが、業種にこだわらず協力関係を組んでいきたい」と話した。