いすゞ、上半期の普通トラックシェアが過去最高を更新…新型 ギガ 効果で

自動車 ビジネス 企業動向
新型GIGA(ギガ)
新型GIGA(ギガ) 全 4 枚 拡大写真

いすゞ自動車の川原誠取締役専務執行役員は11月7日に都内にある本社で開いた決算会見で、2016年度上半期の普通トラックのシェアが過去最高を更新したことを明らかにした。

川原専務は「上半期の普通トラックの全需が前年同期比8.2%増の4万5781台だったのに対し、いすゞは同16.6%増と全需よりも大きく増え、1万6765台だった。シェアは36.6%となり、2年ぶりに過去最高を更新した。我々が大きくシェアを伸ばした理由は、昨年秋にフルモデルチェンジした大型車『ギガ』が市場に受け入られ、非常に高いレベルの受注を継続することができたのが要因」と述べた。

いすゞの上半期ベースのシェアは、14年度上半期の35.9%が前年度までの最高だったが、これを0.7ポイント上回った。また1年前との比較では2.6ポイントの上昇となる。

また川原専務は「上半期の結果を踏まえて通期の全需見通しを当初の9万3000台から、前期比7.6%増の9万5000台に修正した」ことも明らかにした。国内普通トラック市場が堅調な背景については「物流系中心に10年前の排ガス規制前の駆け込み特需の代替需要がきていることと、燃料価格が下落していることでトラック事業者が買い替える環境が整っていることで高原状態が続いている」と解説した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る