米国の自動車大手、フォードモーターは10月末、北米を中心に、SUVおよそ40万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。
今回のリコールは、燃料系統の不具合が原因。フォードモーターによると、3.0リットルV型6気筒ガソリンエンジンの燃料供給モジュールがひび割れ、燃料が漏れるおそれがあるという。
リコールされるのは、2010‐2012年モデルのフォード『エスケープ』と、その兄弟車のマーキュリー『マリナー』の2010‐2011年モデル。北米を中心に販売されたおよそ40万台がリコールに該当する。このうち、米国は32万9265台が対象。
フォードモーターは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、燃料供給モジュールなどを、対策品と交換するリコール作業を行う。
なお、フォードモーターは、「この不具合に関連した事故や負傷者の報告はない」と説明している。