東武鉄道などは11月9日、日光・鬼怒川エリアの案内サインを統一すると発表した。訪日外国人観光客向けのサービス向上の一環。バスの位置情報検索サービス(バスロケーションシステム)の導入なども行う。
日光・鬼怒川エリアで列車やバス、船を運行している東武グループ各社の発表によると、各社の案内看板などのデザインを統一。バスの運行系統などを表す絵文字(ピクトグラム)も統一する。日本語・英語・中国語(簡体字)・韓国語などによる多言語表示に対応し、訪日客にも分かりやすい表示を目指す。本年度内に順次整備する。
バスロケーションシステムは12月5日から使用を開始する。東武バス日光の日光営業所管内の全路線に導入。バス待合所などに設置したデジタルサイネージや利用者の携帯端末に、バスの運行・位置情報を多言語で提供する。これにより利用者の利便性向上や混雑の分散を図るという。
このほか、中禅寺湖機船や東武バス日光が交通系ICカードに対応した多言語券売機を導入。訪日客向け無料公衆無線LANサービス「TOBU FREE Wi-Fi」もサービス範囲を拡大し、東武バス日光の待合所や中禅寺湖機船の船内、明智平ロープウェイなどでも利用できるようにする。