【ロサンゼルスモーターショー16】マツダ、ディーゼルエンジンを北米に初導入
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漆黒のベールで覆われた新型CX-5の前には、カンファレンス開始1時間以上前から熱心な人々が詰めかけ、カメラエリアにも大勢のカメラで埋め尽くされた。開始30分前には用意された座席の数倍の人々がすでに立ち見状態。マツダの年間販売台数の約4分の1を占めるだけでなく、世界120か国で販売される同モデルのフル・リデザインの新型発表に注がれる期待の高さを伺わせた。
なお、11月15日に発表されたプレスリリースによれば、「SKYACTIV-G 2.0」、「SKYACTIV-G 2.5」そして「SKYACTIV-G 2.2」を市場ごとに適切なラインアップで展開するということだが、この「SKYACTIV-D 2.2」は、高回転域まで軽快に伸びるパフォーマンスやトルクフルな走り、クラストップレベルの優れた燃費性能を両立した上で北米の厳しい排出ガス規制に適合する見通しだ。北米マツダ社長兼CEO、毛籠勝弘氏によれば、「EPA(経済連携協定)により、4年連続で同社がもっとも燃料効率のいい自動車メーカーとして認知されている同社だからこそ注力したことだ」と語った。
「顧客の人生を豊かにする、ブランド・ヴァリュー・マネジメントを目指す」と語った毛籠氏は、同社の今回のカンファレンスにおけるハイライト、新型CX-5で新たに導入した、これまでのカラーよりもダイナミックかつ深くエモーショナルなソウルレッド・クリスタル・ペイントやテール・ランプなどを紹介。また2017年1月16日から29日まで開催のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでデビューを飾ることになる、プロトタイプのレーシングカー、「マツダ RT24-P」も初披露。搭乗予定のレーサーたちも駆けつけ発表に華を添えた。
《宮原亜矢》