【新聞ウォッチ】「メセナアワード2016」日本トランスオーシャン航空など受賞

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「メセナアワード2016」贈呈式 《撮影 福田俊之》 
「メセナアワード2016」贈呈式 《撮影 福田俊之》  全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年11月25日付

●円安113円台、約8か月ぶり(読売・11面)

●急な雪首都圏混乱(読売・38面)

●首相それでもTPP(朝日・2面)

●高齢者事故対策来年6月までに、政府が作業部会(朝日・5面)

●トヨタ、EV車台共通化、次世代エコカー開発費削減(朝日・11面)

●ロボットスーツ「HAL」羽田空港発着バスで導入(朝日・11面)

●エコカー減税厳格化、政府案対象車を5割に減少(産経・11面)

●社説、EVの国際展開、避けられぬ排ガスゼロ(東京・5面)

●ガソリン価格2週連続下げ、東京は値上がり(東京・7面)

●トヨタ24万台、三菱自10万台リコール(東京・29面)

●プロトンの救済瀬戸際、マレーシア車大手、販売不振で交渉難航も(日経・9面)

●カルソニックカンセイ株、ストップ高「TOB」にさや寄せ(日経・15面)

ひとくちコメント

公益社団法人の企業メセナ協議会が、芸術・文化を通じた社会創造の観点で貢献した企業や財団などを顕彰する「メセナアワード2016」の贈呈式が11月24日、東京・港区南青山のスパイラルホールで開かれた。

今年の「メセナ大賞」には、手仕事による「工芸」という日本が世界に誇るものづくりを支援し、野外クラフト展「工房の風」を運営する日本毛織が受賞。また、特別賞としては、絵画に触れる機会が少ない離島の子どもたちを対象に「あおぞら図画コンクール」を主催して表現する楽しさを伝えている日本トランスオーシャン航空が「文化庁長官賞」を受けた。

さらに、優秀賞は、昭和シェル石油、東燃ゼネラルグループ、竹中工務店、東京ミッドタウンマネジメント、CBC放送の5社がそれぞれ受賞した。

今年の応募数は122の企業・団体がエントリー。舞台裏のプロフェッショナルや若手アーティストへの支援・贈賞、子どもたちの創造力を育むコンクール、豊かな児童文化の醸成など、日本の多様な文化の担い手をサポートしてきた企業メセナ活動が選ばれた。このうち、企業広報誌など、地道に50年以上も継続してきた活動が4件も含まれていたという。

「メセナ大賞」は1991年に創設されて以来、今年で26回目を迎えたが、これまでの活動状況をメディアなどに取り上げられたケースは少ない。メセナ活動は、即効的な販売促進・広告宣伝効果を求めるのではなく、「社会貢献の一環として芸術文化を支援する」としており、企業側も直ちにイメージアップにつながるような売名的な行為との誤解を避けるためにも、積極的なアピールを自主規制しているのも事実。

ただ、企業のメセナ活動は、バブル期を契機に90年代に盛り上がりを見せたものの、その後の不況の長期化やリーマン・ショックの影響などで、日産自動車のように社内の活動は継続しても企業メセナ協議会を脱会した企業も少なくない。

《福田俊之》

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