VW ゴルフ のEV、ドイツの2工場で生産へ

エコカー EV
フォルクスワーゲン e-ゴルフ の2017年モデル
フォルクスワーゲン e-ゴルフ の2017年モデル 全 5 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは11月17日、『ゴルフ』のEV、『e-ゴルフ』の最新モデルの生産を、2017年春からドイツのドレスデン工場でも行うと発表した。

最新のe-ゴルフは11月17日、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー16で初公開。EVパワートレインがアップデートされた。モーターは、最大出力134hp、最大トルク29.6kgmに強化。最大出力は19hp、最大トルクは2.1kgm引き上げられた。動力性能は、0‐96km/h加速9.6秒、最高速150km/h(リミッター作動)。フォルクスワーゲンによると、0‐96km/h加速は1秒以上、短縮しているという。

二次電池のリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量を24.2kWhから35.8kWhへ大容量化。急速チャージャーを使えば、80%のバッテリー容量を1時間以内で充電できる。また1回の充電で、最大200km(米国計測モード)を走行可能。フォルクスワーゲンによると従来比で、最大航続可能距離を50%拡大させているという。

今回、フォルクスワーゲンは、e-ゴルフの最新モデルの生産を2017年春から、ドイツのドレスデン工場でも行うと発表。ゴルフのメイン工場、ドイツ・ヴォルフスブルク工場での生産を補完する形を取る。

ドレスデン工場は、2016年春にいったん閉鎖。フォルクスワーゲンは現在、ドレスデン工場をブランドの電動化およびデジタル化戦略をアピールする拠点へと改修中。e-ゴルフのドレスデン工場での生産は、フォルクスワーゲンが掲げる「e-mobility」戦略を、さらに進めることにつながる。

《森脇稔》

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