年末年始、忘れ物多発…中年記者の顛末と高速道路や鉄道の対応

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高速道路(イメージ)
高速道路(イメージ) 全 4 枚 拡大写真

駅や空港などで忘れ物や落し物が多くなる年末年始。この中年記者も、この師走に「あってはならない忘れ物」をやらかし、注意を受けた。遺失物が手元に戻ってきたのを機に、高速道路や鉄道での落し物について各社に聞いた。

ことの発端はこうだ。鉄道現場で仕事中に資料画像などを収めたデジカメをテーブルに置き、昼食に入った。先方との会食で話が盛り上がったからか、礼を伝えてデジカメを置き忘れたまま退室してしまう。「あっ、忘れた!」と気づいたのは、現場を離れて2時間後、100kmも離れたところだった。

各所に電話を入れ、食事をいっしょにしたひとりが「クルマで(中年記者がいる現在地地点)近くを通るから、どこかで引き渡す」といってくれた。確保しておいてくれたのだ。こちらは一般道路を運転中で、高速道路を走っている“拾得者”に、「高速道路を下りるのも申し訳ない。近くのサービスエリアに預けてくれると幸い」と伝えた。

そのデジカメを預かってくれたSAが、たまたま「一般道からの出入口があるSA」だったので、高速道路に入らず、そのSAに入店。売店レジの店員に、事情を伝え、身分証明書を提示。拾得物受領書類に必要事項を記入し、本人のものと確認でき、3000円のデジカメが手元に戻ってきた。

「本来は、SA・PAで落としたものを対象としている。拾ってくれた人の身元も確認し、落とした人がすぐに現れると確認がとれたから引き渡した。原則はエリア内の拾得物に限る」

「サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)落し物お問い合わせ窓口」を設置するNEXCO中日本は、各SA・PAの電話番号や営業時間を公式ホームページに掲出し、「SA・PA以外での忘れ物や問い合わせ先不明の場合等はNEXCO中日本お客さまセンターまで連絡を」と案内している。

また、中日本エクシスの担当者は「あくまでSA・PA内で拾得されたものについて扱うのが原則。財布やバッグなどは、中身を確認し、何がどれだけ入っていたかも見ていったん預かる。封書や箱物など、中身がわからないものなどについては警察に届け出る」とも教えてくれた。

鉄道でも拾得物取り扱いは「エリア管内」が原則。東京メトロは「まず、拾われた物品について駅係員が社内システムに登録。前日に拾得されたものが飯田橋駅の忘れ物総合取扱所に搬送される。3~4日保管し、受け取る人が出てきたら、窓口で運転免許証や保険証などの提示で本人確認し、印鑑を押印して引き渡す」(同社広報)という。

「たとえば、相互直通運転しているときは、申し出があった場所や拾われたところによる場合が多い。たとえば、半蔵門線内で落としてしまったものも、相互直通先の東武鉄道や東急電鉄の路線内で届けられれば、その社の扱いになる」(同)

《レスポンス編集部》

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