【オートモーティブワールド2017】火力発電所や蓄電池にも不可欠、「臭素」の重要性

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BSEFジャパン(オートモーティブワールド2017)
BSEFジャパン(オートモーティブワールド2017) 全 6 枚 拡大写真

安全性という観点でもさらに「難燃」の重要度は高まっている。臭素は難燃剤として古くから活用されてきた。最近では臭素系以外の難燃剤も登場しているものの、BSEFジャパン(旧臭素科学・環境フォーラム)のブースでは、臭素の紹介やその重要性についての紹介が行われていた。

【画像全6枚】

BSEFジャパンは、臭素及び臭素化合物の科学及び規則面での理解を深めることを目的に設立された臭素業界の組織である。

BSEFジャパン代表の上林山氏は「臭素自体は毒性があります。しかし、私たち人間の生命維持に必要な28番目の必須元素でもあるのです。」と説明する。通常海水中に含まれたりするため、塩分接種の形でコンスタントに摂取しているそうだ。

難燃剤以外にも、非常に幅広く活用される臭素。例えば水銀排出の抑制。世界中でいまだに主流を占める火力発電所。ここで使われる石炭には水銀が含まれ、臭素を活用することでかなり低減させることが可能だ。また近年再生可能エネルギーへの期待が高まるが、そこで不可欠なのが蓄電池の存在。その蓄電池も、亜鉛と臭素を組み合わせた「臭素フロー電池」は、急速充電も可能な、コストパフォーマンスの点でも優れる電池として期待されている。もちろんゴムの耐摩耗性などにも臭素は欠かせない。

「難燃学以外でもまだまだ多くの可能性を秘めている臭素。少しでも多くの方に理解していただき、知っていただければ」と上林山氏は話す。

《中込健太郎》

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