登山中の傷病者をドローンで早期発見! 実証実験が成功…ウェアラブル端末も活用

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今回の実証実験では、ドローンを活用することで登山中の傷病者の発見を迅速に行える可能性を見いだした格好だ(画像はプレスリリースより)
今回の実証実験では、ドローンを活用することで登山中の傷病者の発見を迅速に行える可能性を見いだした格好だ(画像はプレスリリースより) 全 3 枚 拡大写真

 一般社団法人救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(EDAC)は、救急ドローンを用いて山間部での傷病者の早期発見を行う実証実験に成功したことを発表した。

 総務省のIoTサービス創出支援事業に採択された「救急医療・災害対応におけるIoT利活用モデル実証事業」に関する公開実証実験として、23日に福岡市の九州大学伊都キャンパスにて、登山者が山間部で心臓に異変が起きたという想定のもとに実施された。

 今回の実証実験は、肌着タイプのウェアラブル端末が心臓の異変を察知して、端末のGPS位置情報とともに自動通報システムが作動し、現場付近にドローンが急行する形がとられ、ドローンが上空からの撮影した映像は、消防本部や捜索隊共有して、傷病者の位置把握と地上の救助部隊へのルート指示など、傷病者の早期発見を可能としている。

 ちなみに傷病者に接触するまでの時間は、ドローンを使用しない場合と比較して大幅に短縮された結果になったとのこと。

 実証実験の成果は2月8日に機械振興会館(東京都港区芝公園3-5-8)で開催される「IoTに関するシンポジウム」で発表が予定されている。

登山中の傷病者をドローンで早期発見!実証実験が成功

《防犯システム取材班/小池明@RBB TODAY》

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