【トライアンフ ボンネビル ボバー】ミニマリズムの流れ…「本物を求める人に」野田社長

モーターサイクル 新型車
トライアンフモーターサイクルズジャパン、ボンネビル ボバー記者発表会にて。
トライアンフモーターサイクルズジャパン、ボンネビル ボバー記者発表会にて。 全 26 枚 拡大写真

トライアンフのニューモデル『ボンネビル ボバー』。1200ccの水冷SOHC並列2気筒8バルブ270°クランクを搭載するモデルだが、そのメディア向け発表会で、トライアンフモーターサイクルズジャパンの野田一夫代表取締役社長は、次のように説明した。

「まず“ボバー”というカテゴリーですが、1940年代にアメリカで生まれ、当初はドラッグレースをするためにできるだけ贅肉を削ぎ落として軽量化したというところから始まっています」

「特徴的なところは短くカットされたボブフェンダーです。“ボブ”というのは切り取る、切り落とすというところが語源であります」

「トライアンフは黎明期から活躍しておりまして、当時は軽量のブリティッシュボバー、そして現地の重量級アメリカンブランドが双璧を成してカルチャーをつくりあげてきました」

「このように歴史が非常に長いボバーですが、ライフスタイルでも“ミニマリズム”というのが流行っていまして、これはできるだけ自分の興味のあるところだけに注力して要らないところは削ぎ落とすというライフスタイルですが、こういった流れも踏まえまして、最近カスタムの世界でボバーが改めて注目されています」

「無駄を削ぎ落としたことによってバイクの本質でありますエンジン、それからサウンド、フィーリング、そういったものがより際立ちます」

「こういったトレンドを踏まえまして、私どもからリリースするこのボンネビル ボバー。特徴はなんといっても、見た人が目を奪われます羨望のプレミアムカスタムシェイプだと思います。また、革新的でエレガントな設計によりまして、ライディングも高いレベルを実現しています」

「と同時に、カスタム車では疎かにしがちな、実用性ですとかコンフォート性も妥協していません。我々は、並ぶもののいない正統派ボバーの誕生と考えています」

「ファッショナブルでカルチャーをつくっていけるような、ファッション/カルチャーリーダーに乗っていただきたいです。そういった方々はいろいろなものがそうですけれども、バイクについても自分ならではの特徴あるものが好きで、デザインもクラシックであってもちゃんとした主張があります」

「乗り心地やハンドリング、そういった性能についても一切妥協しない。そういった本物を求める人にお届けしたいです」

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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