現代のサスティナブルカー? トヨタ スポーツ800 が雨の中を疾走!

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トヨタスポーツ800が雨のメガウェブを疾走
トヨタスポーツ800が雨のメガウェブを疾走 全 13 枚 拡大写真

トヨタスポーツ800オーナーズ協議会は、23日、お台場メガウェブ、ヒストリーガレージにて、交通遺児育英会への寄付金の贈呈式を行った。贈呈式では、記念イベントとして6台のトヨタ『スポーツ800』による同乗走行会(事前申し込み者)も開催された。

【画像全13枚】

トヨタスポーツ800は「ヨタハチ」の愛称で親しまれるトヨタの小型スポーツカーだ。マイカー時代の魁となったトヨタ『パブリカ』をベースに空冷水平対向OHVエンジンを800ccにボアアップし、ツインキャブレターとしている。車両重量は580kg、エンジン出力45ps。非力だが軽量ボディもあって最高速度は155km/hという動力性能を持つ、元祖ライトウェイトスポーツともいえる車だ。現在国内では900台ほどが実際に使用されているという。

そのオーナーによって組織されるトヨタスポーツ800オーナーズ協議会(協議会)は、トヨタスポーツ800の2015年の生誕50周年を記念していくつかのイベントを開催している。その中で、昨年11月、Toyota Gazoo Racing Festival(TGRF)において、参加者懇親会の二次会でオークションを実施した。オークションではキャブレターなどの古い部品、再生部品、トヨタスポーツ800のエンブレムやイラストの入ったZippoライターなどが出品されたという。

協議会では、このオークションの売上全額を慈善団体に寄付することを決めた。協議会はオーナーのためのコミュニティだけでなく、車ファンを少しでも増やしたい、車を通じた社会貢献も活動目標に掲げている。オークションの寄付を決めたのもこのような背景によるが、トヨタ自動車の社会貢献推進部に相談して交通遺児育英会を寄付先として決めたという。

贈呈式には、交通遺児育英会専務理事石橋健一氏が招待され、協議会代表の杉山泰成氏から目録が手渡された。その後、杉山代表のトヨタスポーツ800に石橋氏が同乗して、メガウェブ内のコースを回った。

その後は、報道陣や事前に申し込んだ一般参加者の同乗走行が始まり、小雨も小康状態になる中、6台のトヨタスポーツ800がツインキャブレターサウンドを響かせながら試走コースに出ていった。

なお、トヨタスポーツ800のように補修部品がレストア品、別の車からの移設、あるいはワンオフの手作りとなると、オーナーどうしの情報交換や部品売買が重要だ。国内政策では、環境問題と新車市場を優先させたいためか、税制や車両検査において古いクルマやヒストリックカーの保持、維持をしにくい傾向がある。

しかし、古いクルマは一般的に現在の車より排気量が小さく、絶対数も少ないため排ガスの総量も少ない。環境への影響も限定的だ。加えて、各種オーナーズクラブによるレストア、部品の交換マーケット、情報共有による3R(Re-use、Rebuild、Recycle)を実践している活動であり、文化だ。

「持続可能(サスティナブル)」というのは、こういう活動を指す言葉ではないだろうか。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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