クルマの最重要視ポイント、経済性より安心感…GfKグローバル調査

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「とても重要」とする人の割合が高かったトップ3項目
「とても重要」とする人の割合が高かったトップ3項目 全 1 枚 拡大写真

GfKは、世界17か国、2万2000人を対象に、車に対する重視点に関する調査を実施。その結果を発表した。

調査はアルゼンチン、豪州、 ベルギー、ブラジル、 カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ロシア、韓国、スペイン、英国、米国の17か国に住む15歳以上の消費者を対象に2016年夏、インターネット調査で実施。17の車に関する項目についてどの程度重視しているかを尋ね、2万2000人から回答を得た。

調査結果によると、17項目のうち、「とても重要」とする人の割合が最も高かったのは、「事故時の安全性」と「信頼性」の73%。以下、「燃費の良さ」65%、「ランニングコストの低さ」61%が続いた。

ステアリング支援・駐車支援機能、アダプティブクルーズコントロール、キーレスエントリーなど「最新のドライビング・テクノロジー」については、「とても重要」と考える人はグローバル全体では36%。ただし、高所得層(各国の上位1/4)では44%、低所得層(各国の下位1/4)では30%と所得によって差がみられた。また、同項目を「とても重要」と考える割合が最も高かった国は、ブラジル(48%)で、次いで中国(43%)、韓国(42%)となった。

日本の上位4項目は、「ランニングコストの低さ」(57%)、「信頼性」(56%)、「燃費の良さ」(55%)、「事故時の安全性」(54%)。グローバルでは「ランニングコストの低さ」や「燃費の良さ」などの経済性より、信頼性や事故時の安全性などの安心感が重視される傾向にあったが、日本では、経済性と安心感は同程度重視されることが明らかになった。「最新のドライビング・テクノロジー」については、日本で「とても重要」と考える人は18%にとどまった。

《纐纈敏也@DAYS》

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