国土交通省は、東京地区の410円タクシーの導入によって運送回数が6%増、運送収入が2%増加したとの効果を発表した。
東京地区の新しいタクシー運賃導入後、14日間の1日1車あたりの運送実績について、タクシー会社19者・1193両を対象にサンプル調査した。
この結果、730円以下の利用回数が前年同期比17.3%増の8.8回、特に、410円以下の利用回数が同28.6%増の1.8回となった。また、運送回数全体が同6.3%増の28.8回、運送収入全体が同2.3%増の4万7943円となった。
国土交通省では、新しい運賃により、訪日外国人や高齢者を始めとする利用者が短距離でもタクシーが使いやすくなるとともに、タクシー需要の喚起につながることを期待しているとしている。