【東京モーターサイクルショー2017】世界初公開、無限・電動モトクロッサー『E.REX』

モーターサイクル エンタメ・イベント
無限がホンダと共同開発する電動モトクロッサー『無限 E.REX(24日・江東区)宮田明広監督(左)と開発ライダーの宮城光氏(右)
無限がホンダと共同開発する電動モトクロッサー『無限 E.REX(24日・江東区)宮田明広監督(左)と開発ライダーの宮城光氏(右) 全 2 枚 拡大写真

マン島TTレースに電動レーサーバイク『神電』で3連覇を続ける無限(M-TEC)は24日、電動モトクロッサー『無限 E.REX』(イーレックス)を世界に先駆けて東京モーターサイクルショーで公開した。

E.REXを前にTEAM MUGENの宮田明広監督は、開発のきっかけをこう語った。
「神電で頂点を目指すということで続けているが、無限の最終目的は連覇ではない。電動車両の開発で、大人から子供まで楽しめる車両を提案できればという思いで取り組んでいる」

車体は、パワートレインを覆うようにスケルトンカバーが施され、そのスタイルは掘り出された恐竜の骨の化石のようでもある。そしてE.REXの名称も、最大の肉食恐竜ティラノサウルスの略称であるT-rexを連想させる。宮田氏は言う。
「まさにそのイメージ。力強いどう猛さをデザインに活かした。電動モトクロッサーであるところを見てもらいたいので、パワートレインを目立つようにとお願いして、かなり苦労して出来上がった」

神電の開発ライダーでもある宮城光氏は「電動モーターはクラッチ操作が不要。左右のレバーは前後ブレーキで、わずらわされることなくライディングに集中できる」と、電動化に期待する。

「来年の実走を目指したい」(宮田氏)と、今のところは開発途上にあるが、このE.REXには無限のほかに、もう1つ、Hondaの文字が刻まれ今後、共同研究を進めていく。その関係を象徴するように、東京モーターサイクルショーのホンダブースに、E.REXが雄姿が展示される。期間は25日と26日の両日。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 電動モビリティ「ブレイズ」、名古屋本社で試乗体験会開催へ…新商品「スタイル e-バイク」も
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  5. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る