BMWの燃料電池車、2021年から生産へ…トヨタと提携して開発

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BWWグループ取締役会のハラルド・クルーガー会長
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ドイツの高級車メーカー、BMWグループがトヨタと提携して開発中の燃料電池車。4年後には、生産を開始する計画であることが判明した。

これは3月21日、BMWグループがドイツで開催した年次プレスカンファレンスにおいて明らかにしたもの。同社取締役会のハラルド・クルーガー会長は、「燃料電池車は2021年から、小規模生産を開始する予定」と発表している。

BMWグループは2011年12月、トヨタ自動車との間で、次世代環境車・環境技術における中長期的な協力関係を構築することで合意。2013年1月、両社は協業に関する正式契約を締結した。

両社の協業の具体的な内容のひとつが、燃料電池(FC)システムの共同開発。BMWとトヨタは、ゼロエミッション社会の実現に向け、FC技術の普及を共通の目標とし、中長期的な協力を進める。具体的には、両社の技術を持ち寄り、FC車の普及拡大を目指し、FCスタックシステムをはじめ、水素タンク、モーター、バッテリーなど、FC車の基本システム全般の共同開発を行う。また、FC車の普及に必要な、水素インフラの整備や規格・基準の策定に向けて協力していく計画。

4年後の2021年、BMWグループとトヨタの提携の一つの成果である燃料電池車を、BMWグループが生産開始する予定。ハラルド・クルーガー会長は、「本格的な供給は2025年になるだろう」と明らかにしている。

《森脇稔》

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