【スバル XV 新型】開発責任者「次世代スバルの主力SUV、自信を持って提案」

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スバル XV 新型発表会
スバル XV 新型発表会 全 16 枚 拡大写真

SUBARU(スバル)は全面改良した『XV』を5月24日から販売を開始すると発表した。開発責任者をつとめる井上正彦プロジェクトゼネラルマネージャーは都内で開いた発表会で「新型XVを次世代スバルの主力SUVと位置付け、自信を持って提案する」と強調した。

新型XVの開発に際して井上氏は「新型XVの開発にあたっては、街中でも使いやすく、さらにアウトドアでも使える、あらゆるシチュエーションでお客様の期待に応えられる、その上でXVならではの安心と愉しさをしっかりと提供し、お客様に感動して頂けるクルマにすることを目指してきた」と振り返った。

さらに「新たなプラットフォームとともに生まれ変わった新型XVは、これまでXVをお選び頂き、愛し続けて下さったお客様の創造をはるかに上回る進化を遂げている」とした上で、「XVならではの2つの価値を提供する。ひとつめは『街の中でこそ映える使いやすいSUV』であるということ。2つめは『行動範囲を広げるツーリングSUV』であること」と解説した。

まず、『街の中でこそ映える使いやすいSUV』のうち街中で映えるという部分に関して井上氏は「XVのデザインで目指してきたテーマはスポカジ。この実現に向けてエクステリアは、スポーティーで先進的な上半身に仕上げ、逆に下半身はSUVらしい力強い印象に造り上げた。特にグリルは光沢のあるウィングをゴム感のあるプロテクターでがっちりとガードするイメージを表現。これが良い意味でのアンマッチ感を演出することで、スポカジのイメージをより際立たせている」とした。

一方、街中での使いやすさでは「なんといっても視界性能。スバルの前身である飛行機研究所の時代から培われてきたスバルのDNAともいうべきこだわり。男性でも女性でも、またちょっと運転が苦手な方でも安心して乗って頂けるように全方位における抜群の視認性を確保している」と説明。

さらに「街中でも気軽に運転できることを目指し、今回新たに1.6リットルのグレードを追加設定している。新型XVは街中でとても使いやすいSUVとなっており、そこにさらに街で映えるSUVデザインを合わせることで街の中でこそ映えるSUVという価値が、乗る人の日々の生活をもっとわくわくするものに変えていってくれると考えている」と述べた。

1.6リットル車の設定に対し当初、開発陣からは異論が出たと井上氏は明かした。しかし、ユーザー層の拡大などを考慮し、今回の商品化に至ったという。

XVならではのもうひとつの価値である『行動範囲を広げるツーリングSUV』に関しては「スポーティセダンを超える操縦安定性能。そして様々なシーンでの高い快適性を表現していること」とした。操縦安定性能については次世代プラットフォームの採用で大幅に向上。

またAWD制御システムに新たに『Xモード』を追加したことで、「スイッチひとつでどんな方でも悪路や滑りやすい路面、下り坂も安心して走ることができる性能をさらに高めた。さらには本格SUVの走りを楽しめる200mmの最低地上高に加え、タイヤの大径化により走破性を高めている」と井上氏は解説していた。

新型XVはインプレッサと同様に歩行者保護エアバッグおよび運転支援システム『アイサイト』を標準装備しており、価格は1.6リットルモデルが213万8400~230万400円、2リットルモデルが248万4000~273万2400円。月2200台の販売を計画している。

《小松哲也》

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