プジョー、SUVブランドへ加速…3008 ディーゼル、新型 5008 日本導入へ

自動車 ニューモデル 新型車
プジョー・シトロエン・ジャポンはプジョーブランドのSUVを拡充すると発表。写真は3月に販売を開始したばかりの新型3008とクリストフ・プレヴォ社長(右から2番目)
プジョー・シトロエン・ジャポンはプジョーブランドのSUVを拡充すると発表。写真は3月に販売を開始したばかりの新型3008とクリストフ・プレヴォ社長(右から2番目) 全 18 枚 拡大写真

プジョー・シトロエン・ジャポンはプジョーブランドのSUVモデルを拡充する。中核モデルであるプジョー『3008』にクリーンディーゼルエンジン搭載車を8月以降に追加設定するのに加えて、7人乗りSUV『5008』を2017年秋に初導入する。

プジョー・シトロエン・ジャポンのクリストフ・プレヴォ社長は4月10日に都内で会見し「日本においてプジョーはプジョー・シトロエングループの中でもリーダー的な存在。我々の売上の69%がプジョーによって達成されている」と紹介。

世界的な売上げも好調なプジョーブランドだが、日本においても2016年は前年比登録台数が25%増、過去10年で最高の実績を上げている。その上で「プジョーの新しいSUVラインアップが日本において新しい武器として、私どもの利益を伴う持続的な成長を支えてくれるだろう」と強調した。

プジョー・シトロエン・ジャポンでは2016年9月の『2008』フェイスリフトモデルの投入を皮切りに、2017年3月には全面改良した『3008』を発売しているが、今後もSUVの拡充を加速する。新型3008は現在、日本ではガソリンエンジンのみの設定となっているが、クリーンディーゼルエンジン車『3008 GT BlueHDi』が8月以降に追加される。

プジョー・シトロエン・ジャポンの商品企画部でプジョー・プロダクトマネジャーを務める上村学氏は3008 GT BlueHDiについて「3008のフラッグシップモデル。2リットルクリーンディーゼルBlueHDiを搭載し、180馬力、400Nmのクラストップレベルのパワーおよびトルクにより、強烈な加速と高速性能を生み出すスポーティディーゼル。エコカー減税100%対象で、JC08モード燃費も18.7km/リットルと大変経済的」と紹介。

その上で「クリーンディーゼルは間違いなくSUVコンセプトのハードウェアに最もマッチするエンジンといえる」と強調した。なお3008 GT BlueHDiの価格は426万円に設定したことも同時に明かされた。

合わせて2017年秋に発売予定の5008も、この日に日本初公開された。上村氏は「5008の使命は、いまだ発展途上にある7人乗りSUV市場への参入」とした上で、「SUVブームの大きな流れの中、今後7人乗りSUV市場は注目すべきポイントと考えている」と述べた。

また車両概要に関して「フロントフェイスは3008同様、スポーティーで力強く、存在感を主張する。サイドビューはコンパクトでスポーティーな3008に比べ伸びやかで堂々として高級感、エレガントさが漂う。リアデザインも特徴的で大型のリアスポイラー、スクエアなデザイン、大きなテールゲートは5008の高い積載能力を想像させる」と説明。

さらに「3008と比較したボディサイズは全長がプラス190mm、ホイールベースがプラス165mmだが、全長は4.64mと依然取り回しが簡単なサイズに抑えられている。3列目シートは簡単に収納でき、また完全に取り外すことも可能で、(5名乗車で)最大780リットルの荷室容量を生み出す」とした。

日本に導入する仕様に関しては「トップグレードのGT BlueHDiディーゼル、ガソリン1.6リットルのアリュールの2本立てを予定している」と明かした。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型スバル『フォレスター』のエキゾーストをアップデート! ブリッツ「ニュルスペック・カスタムエディション」発売
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. 車中泊のトレンドに変化あり? 乗用車ベースが伸びてくる可能性…キャンピングカーランキング 6月
  4. 著しい高速度で走行中に死亡事故、運転者に実刑を命じる
  5. 「1秒で着脱できる」バイク用インカム『H6』が新発売! 高音質で快適ツーリング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る