トヨタと日産の中国販売、2か月連続で増加 3月

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トヨタ・カローラ
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●トヨタ自動車の中国法人は4月6日、3月の中国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は11万2400台。前年同月比は11.9%増と、2か月連続で前年実績を上回った。

トヨタの中国販売は、引き続き排気量1.6リットル以下の『カローラ』や『レビン』などの小型車が中心。ただし、2015年10月から開始された小型車に対する減税について、中国政府は2017年1月から減税幅を縮小している。

トヨタの中国合弁には、第一汽車との一汽豊田、広州汽車との広汽豊田の2社がある。

トヨタの2016年の中国における新車販売台数は、過去最高の121万4200台。前年比は8.2%増だった。2017年第1四半期(1~3月)は、前年同期比1.7%増の29万6000台を販売している。

●日産自動車の中国法人は4月7日、3月の中国における新車販売結果を明らかにした。商用車や、輸入車、現地合弁の東風日産(一部車種)を含めた3月の総販売台数は、12万0106台。前年同月比は9%増と、2か月連続で前年実績を上回った。

中国政府は2015年10月、排気量1.6リットル以下の小型車に対する減税を開始。この効果で、日産の中国販売は回復を遂げた。しかし、中国政府は2017年1月から、小型車に対する減税幅を縮小している。

販売の主力は、引き続き小型セダンの『シルフィ』。同車の排気量は1.6リットル以下で、小型車減税に該当する。またSUVでは、『キャシュカイ』が販売の中心。

日産の2016年の中国新車販売は、過去最高の135万4600台。前年比は8.4%増だった。2017年第1四半期(1~3月)は、前年同期比5.3%増の31万4347台を売り上げている。

《森脇稔》

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