【JNCC 第2戦】広島ラウンドは、包囲網を突破した小池田が連勝

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小池田猛 VS 斉木達也
小池田猛 VS 斉木達也 全 6 枚 拡大写真

4月16日、国内最大級のクロスカントリーレースJNCCの第2戦が、広島県テージャスランチで開催。

前日夜に降り注いだ雨で、レースはハードなものになるかと思いきや、次第に路面は回復。優れたコース設定によって大きな渋滞が生じることもなかった。ただし、昨年の設定が「走りやすかった」という参加者の意見を反映してか、今年は腕によりをかけて走りごたえのあるコースどりに。

注目の最上級クラスCOMP AAでは、石戸谷蓮が開幕に続いてホールショット。トップ争いに加わる実力者達は、全員がスタートを成功させオープニングラップから先頭を巡って小競り合いが続く。これをまず飛び出したのは、今季から2ストロークで戦う渡辺学。次第に後続とのリードを拡大、鈴木健二や斉木達也が小池田猛を包囲し続ける「小池田包囲網」が形成された。競り合うことでペースを抑えられ、渡辺に水をあけられる小池田だったが、実力で圧倒する小池田、中盤には先頭争いへと展開を塗り替える。

思うようにペースをあげられない斉木が、トップ争いから落ちてしまい、鈴木はガソリン残量の不足で全開にすることができず、これまたペースを落としてしまう。気を吐いた渡辺だったが、燃費が悪くノーマル容量のタンクが終盤にガス欠。戦線から外れてしまった。

後半には、サザンハリケーンで3位に入った釘村忠がこのサバイバルの様相で生き残り2番手へ浮上。終盤鈴木が釘村を捉え、ラストラップ最後まで全開の2位争い。釘村のミスで鈴木がみごと2位へ入賞した。小池田は、渡辺が戦列を離れてから独走で貫禄の2連勝を遂げた。

次戦鈴蘭は、高低差が激しくマシンパワーの差が生じるコース。鈴木が得意とするコースで、今季4スト250ccで戦う小池田には不利なシーンも多い。王者打破なるか、視線がトップ陣に集まる。

《稲垣 正倫》

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