運転士や車掌の「睡眠」を改善…JR西日本と富士通がシステム開発

鉄道 テクノロジー
睡眠改善アドバイスシステムの概要。センサーで就床や起床時間、睡眠状態を自動的に計測する。
睡眠改善アドバイスシステムの概要。センサーで就床や起床時間、睡眠状態を自動的に計測する。 全 1 枚 拡大写真

JR西日本と富士通の2社は4月19日、睡眠改善のアドバイスを行うシステムを開発したと発表した。JR西日本は本年度中にこのシステムを導入し、乗務員の睡眠改善に役立てる。

発表によると、2社は鉄道の安全確保策の一環として、乗務員の睡眠を改善するためのツールの検討を2014年度から進めてきた。今回開発されたシステムは、腰に装着したセンサーで自動計測したデータを、専門家監修のアルゴリズムを用いて分析する。乗務員自身が睡眠時間などを記録するのと異なり個人の主観に依存せず、一人ひとりに合った効果的なアドバイスを行えるという。

JR西日本は本年度中に、乗務員が所属する全63カ所の職場に導入する方針。「睡眠改善の取り組みを着実に進めることで、乗務の質の向上を図り、更なる安全安定輸送の実現に取り組んでいきます」としている。富士通はJR西日本での実証実験の結果を活用し、本年中にこのシステムの製品化を目指す。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る