日本初の量産乗用車「三菱A型」、PHVパワートレインで復活へ

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
日本初の量産乗用車、三菱A型(1917年)
日本初の量産乗用車、三菱A型(1917年) 全 1 枚 拡大写真

三菱自動車が今から100年前の1917年、日本で初めての量産乗用車として送り出した三菱『A型』。同車をプラグインハイブリッド(PHV)パワートレイン化して、復活させるプロジェクトが始動した。

三菱A型は日本で初めての量産乗用車として、当時のヨーロッパ車を参考に、1917年(大正6年)から三菱造船神戸造船所で試作され、1921年までに合計22台が製作された。

製作はまず参考車を分解、スケッチするところから開始。エンジンは鋳鉄製、車体枠はハンマ打ち作り、車室は馬車製造などの経験者の手を借り、大形の木材をくりぬいて製作。ヘッドランプはガス燈、ホーンはラッパ、ボディは木のフレームに鉄板を貼り、うるし塗りが施され、室内には高級な英国製の毛織物が使用された。

4月27日、三菱自動車の米国法人は、三菱自動車の車が誕生して100周年になるのを記念し、三菱A型を復活させるプロジェクトを発表。米国のWest Coast Customs社と協力。三菱A型に、『アウトランダーPHEV』のパワートレインを載せて、復活させる取り組みを開始した。

実車は今夏、完成する予定。三菱モータースノースアメリカのFrancine Harsini上級ディレクターは、「三菱モデルAは、現在の三菱車の道を切り拓いた車両。復活させることに興奮している」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  5. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る