【実践! サウンドチューニング 上級編】ハイエンドシステムにおけるイコライザー調整の勘どころ その4

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クラリオン・フルデジタルサウンドの「イコライザー調整」画面。
クラリオン・フルデジタルサウンドの「イコライザー調整」画面。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオの音の善し悪しに多大に影響する「サウンドチューニング」。その実践的なハウツーをご紹介している。現在は、「ハイエンドシステムに搭載されている、ハイスペックな「イコライザー」の操作方法について解説している。

先週は、「イコライザー調整」を行うための準備作業である、「悪さをしているところの見つけ方」の1つを解説した。今週はそれについての、もう1つの方法をご紹介していく。

その方法は至ってシンプルなものなのだが、しかしながらなかなかに地道な方法である。名付けるならば、「1つ1つを上げて確認する方法」、というものだ。

手順は簡単だ。まずは、すべてのバンドをフラットに戻す。そうして、低いバンドから順に、1つ1つを目一杯上げてみる。そうして音楽を流しながら、操作した周波数帯あたりに注力して耳を傾けてみる。

このときに、“うるさい”と感じたら、そのバンドは要注意だ。ピークが発生している可能性があるのだ。

その場合は、該当バンドを今度はちょっと下げてみる。そうすることでもしも、“すっきりした”と感じられたなら正解だ。そのバンドで“ピーク”が発生していた可能性が、極めて高い。

逆に、目一杯上げたときに聴こえ方に変化があっても、嫌な感じがしなかった場合には、そのバンドはスルーでOKだ。とはいいつつ最初のうちは念のため、少々下げた状態の音も確認してみよう。このとき、“物足りなくなった”のであれば、ますますそのバンドはスルーでOKだ。そのバンドが「悪さをしていた」可能性は少ない、と思っていいだろう。

なお、この作業をするときには、「悪さをしている」バンドがある程度特定できても、一旦、そのバンドもフラットに戻してから次のバンドの確認作業に移っていこう。そして、疑わしいバンドがどこだったのかをメモすることをお忘れなく。

こうしてすべてのバンドを1つ1つチェックしたら、今度は、疑わしかったバンドをすべて少しずつ下げて、それで音楽全体を聴いてみよう。全体的な解像度に変化があるか、よりクリアになっているかを感じながら、さらに、疑わしかったバンドの1つだけをフラットに戻してみたり、2つだけをフラットに戻してみたり、さらには違う組み合わせだけをフラットに戻してみたりと、いろいろと試してみるといいだろう。この作業を繰り返しながら、もっともバランス良く、そして音楽が心地良く響く「イコライザーカーブ」を地道に見つけていこう。

とはいえ、この作業は言うほど簡単ではないことも確かだ。であるので次週は、「イコライザー調整」を上手に行うための、さらなる細かな注意事項をご紹介していこうと思う。乞うご期待。

【実践! サウンドチューニング】上級編 Part.4「ハイエンドシステムにおけるイコライザー調整の勘どころ」その4

《太田祥三》

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