【カーオーディオ・ユニット選びの極意】ケーブル編…ラインケーブルについて その2

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「チェルノフケーブル」のラインケーブル。
「チェルノフケーブル」のラインケーブル。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオを趣味とするとき、ユニット選びも楽しむべきポイントの1つとなる。そこのところをさらに楽しんでいただけるように、「選び方の極意」をご紹介している。現在は「ケーブル編」に突入し、そのチョイスの勘どころを解説している。

今週は、「ラインケーブル」のチョイスのポイントを、より具体的に考察していく。主に気にするべきポイントは3つある。1つ目が導体、2つ目が被膜、3つ目がプラグ部分、だ。

導体については材質に注目したい。より伝導効率の良いものを選びたいからだ。ちなみに、優良なケーブルでは多くが「OFC」を採用している。「OFC」とは無酸素銅」のことであり、つまりは、“純度の高い銅”である。さらには、純度の高さを示す言葉として、「6N」とか、「7N」という名称も存在している。例えば「6N」とは純度が「99.9999%」であることを示している。「N」はナインの「N」であり、それが6個あるから「6N」、というわけだ。

被膜については、材質と構造の両面に注目しよう。ポイントとなる項目は以下のとおりだ。耐熱性や耐久性、振動対策、外来ノイズ対策だ。それぞれ、車載用であるからこそのポイントといえる。車内は環境的にいろいろと厳しい条件が多い。温度や振動はもちろん、各種電気配線等も張り巡らされているので、外来ノイズが入り込む可能性も高い。被膜において、これらへの対策がどのように成されているかをチェックしておいて損はない。

プラグについても材質と構造に注目しよう。材質面では、伝導効率への配慮、さらには耐久性、使いやすさについても確認しておきたいところだ。例えば、端子に差し込んだときに緩過ぎると、使っているうちに緩んでくる心配があり、逆にきつ過ぎると、抜き差しをするときにストレスがかかり、耐久性に悪影響が出るおそれもある。このあたりは実際に使ったことのあるインストーラーの話を参考にして、インストーラーが「使いにくい」と思うものは、選ばないほうが良いだろう。

あと、プラグ部分が大き過ぎると、アンプによってはそもそも端子周辺のクリアランスの問題により、使用できないケースも出てくる。そもそも使用できるかどうかは、早い段階で確認しておこう。

今週はここまでとさせていただく。次週は「スピーカーケーブル」について考えていく。お楽しみに。

【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 08「ケーブル編」#04「ラインケーブルについて その2」

《太田祥三》

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