長野県軽井沢スキーバス転落事故、バス会社と運転手3人を書類送検

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バス転落事故現場(長野県軽井沢町)
バス転落事故現場(長野県軽井沢町) 全 1 枚 拡大写真

長野県警察本部は、昨年1月15日に発生した長野県軽井沢スキーバス転落事故の運行バス会社の社長と運行管理者、およびバス運転手の3人を長野県地方検察庁に書類送致した。

貸切バス会社「イーエスピー」(東京都羽村市)の社長・高橋美作容疑者(55)、同社運行管理者だった荒井強容疑者(48)、事故当時運転をしていた土屋広容疑者(65)は、被疑者死亡のまま送検された。高橋、荒井両容疑者は刑法の業務上過失致死傷、土屋容疑者は自動車運転死傷行為処罰法の過失運転致死傷。

運転手は国道18号碓氷バイパス第43カーブで、道路右側のガードレールに右前部を衝突させた後、ガードレールをなぎ倒し、約5メートルの路外に関係者を転落させ、乗客13人、乗員1人を死亡させ、26人に重軽症を負わせた容疑。

同社の社長と運行管理者は、運行管理上実施すべき運転者に対する適切な指導監督怠った。

高橋容疑者は、運転の不慣れだった土屋容疑者の運転技能の確認が不十分だった上に、適切な研修を受けさせずに運行を命じるなど、経営や運営に問題がった。

荒井両容疑者は、運行管理者は資格者として運行管理をする責任があったが、自らも運転に携わり、土屋容疑者らに対して法令で義務づけられている出発前の点呼を当日行わなかったなど、法令違反が数多く見つかっている。

《中島みなみ》

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