JR西日本「デゴイチ」いよいよ営業運転…『SLやまぐち』けん引 11月25・26日

鉄道 企業動向
梅小路蒸気機関車館で動態保存されてきたD51 200。このほど営業運転で使用するための修繕が完了した。
梅小路蒸気機関車館で動態保存されてきたD51 200。このほど営業運転で使用するための修繕が完了した。 全 2 枚 拡大写真

JR西日本は8月2日、山口線のSL列車『SLやまぐち号』をけん引する蒸気機関車について、9月2日から12月24日までの計画を発表した。通常使用しているC57形1号機(C57 1)のほか、このほど修繕が完了したD51形200号機(D51 200)なども使用する。

『SLやまぐち号』は、山口線の新山口(山口市)~津和野(島根県津和野町)間で運行されているSL列車。通常はC57 1が客車をけん引している。現在の客車はレトロ調に改装された12系だが、9月2日からは旧型客車を模した新型の35系4000番台に置き換えられる。

蒸気機関車は9月2日から12月10日までの土曜・休日、C57 1を使用する予定。ただし、11月25日はD51 200がけん引。翌26日はC57 1とD51 200の2両がけん引する重連運転になる。12月16・17・23・24日は、C56形160号機(C56 160)を使用する。

JR西日本は営業運転で使用できる蒸気機関車として、C57 1とC56 160の2両を保有。C57 1は主に『SLやまぐち号』、C56 160は主に『SL北びわこ号』をけん引している。一方、D51 200は梅小路蒸気機関車館(京都市下京区、現在の京都鉄道博物館)で動態保存されてきたが、営業路線で運転するために必要となる検査を受けておらず、同館の構内運転列車『SLスチーム号』のけん引機として使われてきた。

JR西日本は2014年、D51 200を営業運転で使用するための大規模修繕を行うと発表。このほど修繕が完了し、現在は試験運転を行っている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型マツダ『CX-5』発表に「先代よりマッチョ」「今風になった」など反響! 注目はサイズとインテリア
  2. レクサスの新境地を開くか...『ES』に「スポーツクロス」導入の噂
  3. スバル初の小型EVクロスオーバー『アンチャーテッド』、7月17日発表へ
  4. 何が変わる? 国交省が自動車整備の「事業規制」を見直し…知っておくべき7項目
  5. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る