【カーオーディオ製品選びの傾向と対策】スピーカー編タイプ解説 その2

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フルレンジスピーカーの一例。フォーカル・EC 165 K。
フルレンジスピーカーの一例。フォーカル・EC 165 K。 全 1 枚 拡大写真

クルマの中で、良い音で音楽を楽しみたいと考えている方々に向けて、カーオーディオ製品の選び方に関する“傾向と対策”をご紹介する新連載を開始した、今回はその第2回目として、「スピーカー編」の続きをお贈りする。

前回、スピーカー選びの最初の分岐点となるのが、「フルレンジタイプ」か「セパレートタイプ」か、であるとご説明させていただいた。今回からはそれに引き続いて、それぞれの特長解説を行っていこうと思う。

まずは「フルレンジタイプ」について。これは言葉のとおり、低音から高音までを1つのスピーカーユニットで発する、というタイプのスピーカーのことを指している。しかしながら市販スピーカーにおいての「フルレンジタイプ」は、高音の再生を担当するトゥイーターと中低音の再生を担当するミッドウーファーの2ユニットから成っていて、それぞれが同軸上にセットされた“コアキシャル”スピーカーであることがほとんどだ。実際は2ウェイスピーカーなのだが、結果的に1つのスピーカーユニットのような形をしている、というわけだ(写真参照)。

ちなみに、純正スピーカーの中には、1つのユニットだけでフルレンジを鳴らそうとするものもある。ただし実のところは、1つのユニットだけでフルレンジを理想的に鳴らすのは相当に難しい。なので、純正スピーカーに見られる単体ユニットからなるフルレンジスピーカーは、コスト削減のために高音再生をある程度“あきらめた”スピーカーであると言っていい。

さて、「フルレンジタイプ」のメリットは何かと言うと…。最大のメリットはずばり、音がまとまりやすいこと。音の出所が1箇所なので、高音と中低音がばらばらになってしまう心配が少ないのである。

しかし、音が足元にたまりがち、というデメリットも持っている。ドアのスピーカーの取り付け位置は、結構低いところにある。そこからすべての音が聴こえてくるので、どうしても音場が低くなってしまうのだ。

それに対して「セパレートタイプ」では、高音を担当するトゥイーターを高い位置に取り付けることが可能となる。高音は指向性が強いので、人間の耳は高音に対して感度が高くなり、音楽全体が目の前から聴こえてくるように感じ取れる。

であるので、リアルなステレオイメージを楽しみたいとなると「セパレートタイプ」が有利となる。

今週はここまでさせていただく。次週以降も、スピーカー選びにおいての“傾向と対策”を、さらに掘り下げていこうと思う。お楽しみに。

【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.1「スピーカー編」タイプ解説 その2

《太田祥三》

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