タカタ製エアバッグ、リコール未改修車は2018年5月以降の継続車検が不可に

自動車 ビジネス 国内マーケット
タカタのエアバッグ(日産車) (c) Getty Images
タカタのエアバッグ(日産車) (c) Getty Images 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は8月30日、タカタ製エアバッグのリコール改修促進を目的に、異常破裂する危険性が高い未改修車両については、2018年5月より車検を更新しないと発表した。

タカタ製エアバッグについては、ガス発生装置(インフレ―タ)が異常破裂し、金属片が飛散する不具合が発生しているため、2009年以降リコールを実施。国交省では未改修車に対し、車検時に警告文を交付するなどの改修促進の取組を進めてきた。しかし今年7月時点での改修率は78.1%と低く、約410万台の未改修車が残っている。また、異常破裂による死者は全世界で少なくとも18人を数えるなど、一刻も早い改修が必要となっている。そこで、これまでの取組に加え、異常破裂する危険性が高い未改修車については、車検で有効期間を更新しない措置を講じることを決定した。

対象となるのは2016年4月以前にリコールが届け出されている車両で、異常破裂する危険性が高い特定のインフレータを使用したエアバッグを搭載した未改修車約170万台。該当する可能性のある車両が持ち込まれた場合、車検整備工場は、自動車メーカーウェブサイトの検索システムで措置対象未改修かどうかを確認し、該当する場合にはディーラー等にて改修を行った上で車検を行う。

また車検申請を受けた運輸支局等では、自動車登録検査業務電子情報処理システムでチェックを行い、措置対象未改修車両の場合は車検で有効期間を更新しない措置をとる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. フェラーリ『テスタロッサ』復活、新世代電動スーパーカーは1050馬力
  4. 「ほぼモデルチェンジ並み」フロントマスクが大胆チェンジ! 新型レクサス『IS』が話題に
  5. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る