【カーオーディオ製品選びの傾向と対策】スピーカー編 その6…ミドル-ハイグレードの市場分析

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“ミドル-ハイグレード”スピーカーの一例。ダイヤトーン・DS-G500(税抜価格:16万円)。
“ミドル-ハイグレード”スピーカーの一例。ダイヤトーン・DS-G500(税抜価格:16万円)。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオライフをより充実したものにしていただくべく、製品選びの“傾向と対策”をご紹介している当コーナー。まずは「スピーカー編」をお贈りしている。今週はその6回目として、“ミドル-ハイグレード”スピーカーについて検証していく。

一般的にはっきりとした線引きはないのだが、当コーナーでは、10万円から20万円くらいの製品を、“ミドル-ハイグレード”と位置付けさせていただく。10万円の製品と、20万円の製品とでは、1グレード、あるいは2グレードも性能に開きが出る場合もあるが、敢えてひとくくりにして、“傾向と対策”を分析していくと…。

ここまで、“エントリーグレード”、“ミドルグレード”それぞれについて解説してきたが、スピーカーにおいては10万円を超えてくると、また新たな領域に入ってくる。このくらいの価格ともなると、ある意味、“ハイエンドの入り口”という定義づけもされるほどであり、それ相応にハイクオリティな製品が増えてくるのだ。

クリアであったり、音数が多かったり、きめ細やかであるというような基本的な性能は確保された上で、ぞくっとするようなリアリティであったり、音楽の世界へ引き込もうとする何とも言えない魅力であったり、そういった感情の起伏をもたらしてくれる製品が増えてくるのだ。高性能なシステムが、“音楽性が高い”と評価されることがあるが、そういった部分での差が出始めるグレード、と言ってもいいだろう。

このクラスの製品を選ぶ際にはやはり、しっかりと試聴して選びたい。質感の微妙な違いや、表現力の違いに特長が出てくるので、そういった部分での“好み”に合うか合わないかを、しっかりと見極めて選びたいのだ。高額な製品になるほどに、“好み”の見極めは非常に大事なこととなる。感性に合うものを、くれぐれもじっくりとお選びいただきたい。

なお、このクラスのスピーカーともなると、磁気回路が大型化してくるモデルも増えてくるので、ドアの内張りパネル内に収まるインストールをしたいと思う際には、取り付け奥行き寸法をしっかりと確認する必要がある。もしも入らないとなれば、“アウターバッフル”と呼ばれる、ドアの内張りパネル面にスピーカーの取り付け面を出す仕様で取り付けるしかない。音的にはメリットが多大な取り付け方ではあるのだが、費用もそれなりにかさむこととなるので、もろもろをショップと確認・相談の上、製品選びをしていこう。

今週は以上だ。次週も引き続き、スピーカーについての“傾向と対策”をお贈りしていく。お楽しみに。

【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.1「スピーカー編」その6“ミドル-ハイグレードの市場分析”

《太田祥三》

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