【新聞ウォッチ】肩身が狭いディーゼル車…スバルは2020年めどに撤退、ホンダも段階的に縮小

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年9月8日付

●ジャガー全車種2020年以降電動に(読売・8面)

●自動車総連会長高倉氏が内定(読売・8面)

●マイカー観光課金検討、渋滞軽減へ、鎌倉・京都で実験(読売・29面)

●自動運転、拠点は道の駅、中山間地域活用探る(朝日・8面)

●ホンダモンキー、ヤマハSR400さらば名車、二輪離れ規制も打撃(毎日・7面)

●スバル、ディーゼル撤退(毎日・7面)

●スバル軽自動車62万台リコール(毎日・27面)

●日産はSUVリコール2.7万台(毎日・27面)

●宅配中なら路駐OK、トラック集配働き方改革(東京・7面)

●「辞めたくないけど一区切り」伊達選手引退会見(東京・26面)

●ホンダ、ディーゼル縮小、欧州規制対応、EVに軸足(日経・1面)

●日本電産がEVモーター、中核部品参入、19年にも中国生産(日経・13面)

●トヨタ、米でハリケーン被災者支援、生産方式の社会貢献訴え(日経・15面)

ひとくちコメント

排ガス規制の強化など自動車産業をめぐる市場環境が急激に様変わりしている中、軽油の燃料で走るディーゼルエンジン車が肩身の狭い思いをしている。

SUBARU(スバル)が、ディーゼル車の販売から撤退する方針を固めたほか、ホンダもディーセル車の販売を段階的に縮小するという。

9月7日の夕刊で日経が「スバル、ディーゼル撤退」と報じたのに次いで、きょうの各紙も取り上げている。それによると、スバルは日本国内でディーゼル車を販売していないが、海外ではスポーツ用多目的車(SUV)の『フォレスター』や『アウトバック』にディーゼル車を設定。

現在、欧州と豪州で販売しているが、2020年度をめどに販売を打ち切るほか、次期モデルについても開発を中止するという。撤退の背景には、ガソリン車の燃費性能改善や電気自動車(EV)の開発に経営資源を集中するためとみられる。

さらに、ホンダも欧州でディーセルのSUV車の製造・販売を止めると、きょうの日経が報じている。三菱自動車も今秋にも発売するSUV『エクリプス・クロス』のディーゼル車の国内販売を延期するとの一部報道も伝えられている。

一方で、英ジャガー・ランドローバーが、2020年以降に発売するすべての車種をEVなどの電動車両にすると発表。ジャガーやランドローバーの全ての車種にEVやプラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)のいずれかを設定する方針だが、ガソリン車やディーゼル車の販売をやめるかは明らかにしていないようだ。

《福田俊之》

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