ドゥカティが量産初の4気筒エンジンを発表…パニガーレ 新型に搭載予定

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ドゥカティ初の市販車向け4気筒エンジン「デスモセディチ・ストラダーレV4」
ドゥカティ初の市販車向け4気筒エンジン「デスモセディチ・ストラダーレV4」 全 7 枚 拡大写真

イタリアの二輪メーカー、ドゥカティは9月7日、新型V4エンジンを発表した。11月に初公開予定の新型ドゥカティ『パニガーレ』に搭載される。

このエンジンは、「デスモセディチ・ストラダーレ」と命名。ドゥカティの歴史において、量産バイクに搭載される初の4気筒エンジンとなる。

デスモセディチ・ストラダーレは、サーキット走行でその真価を発揮するエンジン。それでいて、一般道におけるニーズも充分満たすように設計された。そのため、中速域のトルクを最大化し、低回転域におけるトルクとパワーを向上させるため、排気量をMotoGPマシンのエンジンよりも若干拡大して、1103ccに設定。最大出力は210ps以上/1万3000rpm、最大トルクは12.2kgm以上/8750~1万2250rpmを獲得する。

また、90度のV4としたことにより、エンジンは非常にコンパクトに仕上がり、マスを集中化させて、シャシーと完璧に一体化することが可能に。デスモセディチ・ストラダーレは、MotoGPに参戦しているマシンと同様、シリンダーを42度後方に傾けて車体に搭載。ドゥカティによると、これにより重量配分が最適化され、より大型のラジエーターが装着可能になり、スイングアームをより前方に取り付けることができるようになるという。

《森脇稔》

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