【フランクフルトモーターショー2017】VW、電動モビリティに大型投資…200億ユーロ以上

自動車 ニューモデル モーターショー
ドイツのメルケル首相を迎え、電動モビリティへの大型投資を発表するフォルクスワーゲングループ(フランクフルトモーターショー2017)
ドイツのメルケル首相を迎え、電動モビリティへの大型投資を発表するフォルクスワーゲングループ(フランクフルトモーターショー2017) 全 1 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループは9月14日、ドイツで開催中のフランクフルトモーターショー2017において、e-モビリティ事業のために、200億ユーロ(約2兆6500億円)を超える予算を計上すると発表した。

200億ユーロ以上の予算は、フォルクスワーゲングループの新たな電動化戦略、「Roadmap E」において、設備投資を強化するのが狙い。フォルクスワーゲングループは2030年までに、e-モビリティ事業化のための直接投資として、200億ユーロ以上の予算を計上する。

この投資は、2タイプのまったく新しい電動プラットフォームをベースとした新型車の開発、工場の刷新、従業員の教育、充電インフラの整備、取引および販売網の構築、バッテリーの技術開発や生産などに向けられる予定。

フォルクスワーゲンは、バッテリー技術の課題に関して、中~長期にわたる戦略の中で段階的に取り組む計画。その手始めとして、グループ内で個別に進められてきたバッテリーセルとモジュールの開発、購買、品質管理を、ザルツギッターの「センター・オブ・エクセレンス」に集約。フォルクスワーゲンブランドはここで、生産に関するノウハウを積み上げるために、最初のパイロット生産ラインを立ち上げる。

なお、フォルクスワーゲングループは2025年までに、自社生産のEVの分だけでも、年間150GWh以上のリチウムイオンバッテリーが必要になると見込んでいる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  3. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  4. 【スズキ GSX250R 試乗】ハンドリングは「小さなハヤブサ」!? 250ccらしからぬ独自の存在感…伊丹孝裕
  5. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る