日本自動車耐久品質調査、トヨタがブランドトップ…全体では悪化傾向

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J.D.パワーは、2017年日本自動車耐久品質調査の結果を発表した。

調査は、新車購入後、37~54か月経過したユーザーを対象に、「外装」「走行性能」「装備品/コントロール/ディスプレイ」「オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション」「シート」「空調」「内装」「エンジン/トランスミッション」の8カテゴリー、177項目にわたって直近1年間の不具合経験を聴取したもの。すべての不具合項目は車100台当たりの不具合指摘件数(Problems Per 100 vehicles=PP100)として集計、数値が小さいほど品質が高いことを示す。

調査結果によると、ほぼ全セグメントで前年に比べ不具合指摘件数が増加、耐久品質の改善は見られなかった。前年に続き、不具合指摘件数が多いのは「外装(14.1ポイント)」「内装(12.7ポイント)」「エンジン/トランスミッション(12.5ポイント)」で、この3カテゴリーの不具合指摘件数が全体の53%を占めた。またセグメント別で、前年と比較して最も不具合指摘件数が増加したのは軽自動車。特に「オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション」「エンジン/トランスミッション」「内装」の不具合指摘件数が増加した。カテゴリー別で最も顕著な不具合指摘は「オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション」。全セグメントでこのカテゴリーの満足度が下がっている。

ブランド別ランキングは、1位トヨタ(59ポイント)、2位レクサス(63ポイント)、3位ホンダ(74ポイント)の順だった。また車両セグメント別ランキングは軽自動車が1位ホンダ N-WGN(66ポイント)、2位スバル ステラ(67ポイント)、3位ホンダ N-BOX(69ポイント)。コンパクトは1位トヨタ アクア(49ポイント)、2位日産 キューブ(61ポイント)、3位トヨタ ヴィッツ(62ポイント)。ミッドサイズは1位トヨタ SAI(47ポイント)、2位日産 リーフ/トヨタ プリウス(50ポイント、同率)。ミニバンは1位トヨタ ヴォクシー(56ポイント)、2位 同アイシス(69ポイント)、3位 同エスティマ(70ポイント)だった。

《纐纈敏也@DAYS》

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