信号機のない横断歩道、一時停止するクルマ…全国平均8.5%、最高は長野県

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信号機のない横断歩道(参考画像)
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JAF(日本自動車連盟)は、全国の「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査を実施し、その集計結果をまとめた。

調査は8月15日から9月14日までの1か月間、各都道府県2か所ずつ、全国合計94か所の信号機が設置されていない横断歩道で、通過する車両を対象に実施した。

歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は1万0251台中、わずか867台(8.5%)。前年調査時と比べて0.9%増加したものの、依然として9割以上のクルマが止まらない結果となった。また前年は、1台もクルマが停止しなかった一時停止率0%が94か所中8か所あったが、今回は2か所に減少した。なお、一時停止率が最も高かったのは、2年連続で長野県(64.2%)だった。

JAFでは今年6月、「ドライバーが一時停止しない(できない)と考えられる理由」をアンケートで調査。その結果、「自車が停止しても対向車が停止せず危ないから(44.9%)」「後続から車がきておらず、自車が通り過ぎれば歩行者は渡れると思うから(41.1%)」「横断歩道に歩行者がいても渡るかどうか判らないから(38.4%)」「一時停止した際に後続車から追突されそうになる(追突されたことがある)から(33.5%)」などの声が聞かれた。

交通ルールでは「横断歩道を横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない」として、「横断歩道における歩行者優先」を定めている。JAFでは、信号機のない横断歩道付近に歩行者がいる場合には、まず減速してその動きを注視して一時停止するよう、ドライバーに注意を呼びかけている。

《纐纈敏也@DAYS》

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